蒸気機関車 解説


※現存しないものは原則として省略

タンク機関車


1形

※東武鉄道1形は1912年にドイツで製造され、有田鉄道で活躍した。
戦後、東武鉄道に移籍したが、けん引力の低さから営業運転には投入されなかった。
現在は城北交通公園に「ベビーロコ号」の愛称で展示されている。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 備考
1号機 1912年 有田鉄道 ※戦後、東武鉄道に移籍→川越機関区で放置→ときわ台駅で展示→城北交通公園で静態保存


ア4形

※ア4形は阿波電気軌道が輸入したタンク式機関車である。
 ドイツ・オーレンシュタイン・ウント・コッペル社で1両のみ製造された。
 阿波電気軌道は阿波鉄道と改称され、4形7号機として使用されていたが、
 国有化に伴いア4形7号機と改称された。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
7号機 1921年 阿波電気軌道 JR西日本(無車籍) ※1936年5月廃車→鷹取工場で改造、「若鷹号」→トロッコ嵯峨駅19世紀ホールで静態保存


ケ90形

※大日本軌道1918年に製造された東濃鉄道のタンク式機関車。
 東濃鉄道時代はA形1と付番、国有化後にケ90形ケ90に改番された。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
ケ90 1918年2月 東濃鉄道 東濃鉄道A形1→国有化ケ90に改番→1928年9月太多線改軌→1930年5月に廃車→浜松工場で保存→
1935年3月名古屋鉄道管理局教習所で教材用→2011年リニア・鉄道館に移設
ケ91 1918年2月 東濃鉄道
東濃鉄道A形1→国有化ケ90に改番→1928年9月太多線改軌→1930年5月に廃車→浜松工場で保存→
1951年10月秋葉原の交通博物館→1957年6月浜松工場に返却→浜松市五社公園→遊歩道「堀留ポッポ道」


110形

※110形蒸気機関車は2気筒単式の飽和式タンク機関車である。
 日本の鉄道開業に合わせてイギリスから輸入された最初の5形式10両のうちの一つである。
 1871年英国ヨークシャー社で製造され、1872年に輸入された。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
110 1871年 民部大蔵省 ※青梅鉄道公園で静態保存


150形

※150形蒸気機関車は2気筒単式の飽和式タンク機関車である。
 日本の鉄道開業に合わせてイギリスから輸入された最初の5形式10両のうちの一つである。
 1871年英国バルカン・ファウンドリー社で製造され、1872年に輸入された。
 「1号機関車」と呼ばれている。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
1871年 民部大蔵省 ※鉄道博物館で静態保存


230形

※230形蒸気機関車は逓信省鉄道作業局が汽車製造会社に発注した、
 2シリンダ単式の飽和式タンク式蒸気機関車である。
 初の国産量産形でイギリス製A8形を基本として設計された。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
233 1903年 逓信省鉄道作業局 ※交通科学博物館で静態保存


1290形

※1290形蒸気機関車は鉄道建設用にイギリスから輸入されたタンク機関車である。
 イギリスのマニング・ワールド社製で1875年及び1882年に3両が輸入されている。

車両 会社 所属 製造年月 輸入年月 製造時所属 分割民営化時 備考
1290 1873年 1875年 工部省鉄道寮 ※22→官設鉄道→B1形→1290→千葉県営鉄道1、消息不明
1291 1873年 1875年 工部省鉄道寮 ※24→官設鉄道→B1形→1291→千葉県営鉄道2、消息不明
1292 1881年 1882年 工部省鉄道局 ※25→日本鉄道→甲1→1292、「善光号」→鉄道博物館で静態保存


1800形

※1800形蒸気機関車は急勾配対応機関車としてイギリスから輸入されたタンク車である。
イギリスのキットソン社から1881年に8両が輸入されている。

車両 会社 所属 製造年月 輸入年月 製造時所属 分割民営化時 備考
1801号機 1881年 1881年 工部省鉄道局 ※製造番号2453→56→1893年40に改番→1909年1801に改番→1930年高知鉄道に譲渡→
 1940年東洋レーヨン滋賀工場に譲渡、102に改番→1964年国鉄に寄贈、交通科学博物館に静態保存


2120形

※2120形蒸気機関車は2100形を基に官設鉄道で輸入、製造されたB6形のうち、国産及びイギリス製の中形タンク機である。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
2221号機 1905年 鉄道作業局 ※青梅鉄道公園で静態保存


3030形

※3030形蒸気機関車は米ボールドウィン社から輸入した2気筒単式の飽和式タンク機関車である。

車両 会社 所属 製造年月 製造番号 製造時所属 分割民営化時 備考
1号機 小湊鉄道 五井機関区 1924年 57776 小湊鉄道 ※1959年休車、1962年廃車→1980年2月22日千葉県有形文化財に指定
2号機 小湊鉄道 五井機関区 1924年 57777 小湊鉄道 ※1959年休車、1962年廃車→1980年2月22日千葉県有形文化財に指定


B20形

※B20形蒸気機関車は1944年から1946年にかけて15両が製造された入換作業用の小形タンク機である。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
10号機 1946年 運輸省 ※1979年抹籍、梅小路蒸気機関車館で静態保存、2002年動態復元


C11形

※C11形蒸気機関車は1932年から1947年にかけて381両が製造されたタンク機である。
 1から23は1次形、14から140は2次形、141から246は3次形、247から381は4次形となる。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
1号機 1次形 1932年 鉄道省 ※青梅鉄道公園で静態保存
64号機 2次形 1935年 鉄道省 ※1987年抹籍、梅小路蒸気機関車館で静態保存
80号機 1935年 鉄道省 ※JR津山駅前で静態保存
171号機 JR北海道 苗穂運転所 3次形 1940年 鉄道省 ※1995年抹籍、静態保存後、1999年4月に復籍、「SLニセコ号」、「SL函館大沼号」など
190号機 大井川鐵道 新金谷車両区 1940年 鉄道省 ※廃車後熊本県内で個人所有→大井川鐵道に譲渡
207号機 JR北海道 苗穂運転所 1941年 鉄道省 ※抹籍、静態保存後、2000年10月復籍、「SLニセコ号」、「SL函館大沼号」など
227号機 大井川鐵道 新金谷車両区 1942年 鉄道省 ※1976年に廃車後復活運転された最初の蒸気機関車
292号機 1945年 鉄道省 ※JR新橋駅日比谷口SL広場で静態保存
325号機 真岡鉄道 4次形 1946年 運輸省 ※1972年抹籍、静態保存後、1998年復籍、「SLもおか号」など
351号機 1946年 運輸省 ※JR東日本新幹線総合車両センターで静態保存


C12形

※C12形蒸気機関車は1932年から1940年にかけて、及び1947年に製造されたタンク車である。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
2号機 1932年 鉄道省 ※三笠鉄道村幌内ゾーン静態保存
6号機 1933年 鉄道省 ※小樽市総合博物館静態保存
66号機 真岡鉄道 1933年 鉄道省 ※動態保存、「SLもおか号」など
67号機 1933年 鉄道省 ※JR茅野駅駅前静態保存
167号機 若桜鉄道 1938年 鉄道省 ※若桜鉄道若桜駅空気駆動改造
187号機 1938年 鉄道省 ※JR常陸大子駅駅前静態保存
231号機 1939年 鉄道省 ※JR内子駅駅前静態保存
241号機 1938年 鉄道省 ※:南阿蘇鉄道高森駅駅前静態保存


E10形

※E10形蒸気機関車は1948年に5両が製造された奥羽本線勾配区間用の大形タンク機である。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
2号機 1948年 運輸省 ※青梅鉄道公園で静態保存


E101形

※E101形蒸気機関車は1931年に三岐鉄道開業に合わせて2両が誕生したタンク機である。

車両 会社 所属 製造年月 製造会社 製造時所属 備考
101号機 1931年5月 日立製作所 三岐鉄道 三岐鉄道→1955年12月廃車→日本レイヨン(現・ユニチカ)宇治工場→信越化学工業武生工場、S1形改番→廃車解体
102号機 1931年1月 汽車製造(川崎重工) 三岐鉄道 三岐鉄道→1954年2月廃車→大阪窯業セメント(現・住友大阪セメント)→2001年三岐鉄道西藤原で静態保存


K2形

※K2形蒸気機関車は日本陸軍鉄道連隊が製造したサイドタンク機である。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
134号機 不明 日本陸軍鉄道連隊 ※千葉県津田沼一丁目公園で静態保存


NUS形

※川崎製鉄(JFEスチール)が構内入れ換え用に製造したタンク車。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
NUS6 川崎製鉄 千葉製鉄所 1953年 川崎製鉄 ※千葉県千葉市菰池公園で静態保存
NUS7 川崎製鉄 千葉製鉄所 1953年 川崎製鉄 ※千葉県千葉市稲岸公園で静態保存


S-304形

※鐵原(テツゲン)コークス工場内入換用のタンク車。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
S-304 鐵原 室蘭支店コークス工場 1939年 鐵原 ※三笠鉄道村幌内ゾーンで静態保存


テンダー機関車


5500形

※5500形蒸気機関車は1893年から1898年にかけて72両がイギリスから輸入されたテンダー機である。
 英国ピーコック社製のテンダー機で“ビーテン”と称される。
 後に10両がタンク車に改造され、B10形となった。

車両 製造順 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
5540号機 41番目 1897年 逓信省 ※青梅鉄道公園で静態保存


東武鉄道B1形

車両 製造順 会社 所属 製造年月 製造時所属 備考
5号機関車 東武鉄道 1898年 東武鉄道 ※1965年廃車→東武博物館で静態保存


5650形

※5650形蒸気機関車は1898年に6両がイギリスから輸入されたテンダー機である。
 官設鉄道5650形5650から5655に付番され、仙台鉄道局で活躍した。
 1922年に全機が東武鉄道に移管され、B4形35から40に改番された。

東武鉄道B4形

車両 製造順 会社 所属 製造年月 製造時所属 備考
39号機関車 東武鉄道 1898年 官設鉄道 ※1922年東武鉄道移管→1966年廃車→貨物鉄道博物館で静態保存


7100形

※7100形蒸気機関車は2気筒単式の飽和式タンク機関車である。
 官営幌内鉄道の開業に合わせてアメリカのH・K・ポーター社から8両が輸入された。
 1880年から1889年にかけて製造されたものである。

車両 製造番号 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
368 1880年 官営幌内鉄道 ※1889年北海道炭礦鉄道→1906年官設鉄道に編入、「義經号」
369 1880年 官営幌内鉄道 ※1889年北海道炭礦鉄道→1906年官設鉄道に編入、「辨慶号」
487 1882年 官営幌内鉄道 ※1889年北海道炭礦鉄道→1906年官設鉄道に編入、「比羅夫号」
488 1882年 官営幌内鉄道 ※1889年北海道炭礦鉄道→1906年官設鉄道に編入、「光圀号」
643 1884年 官営幌内鉄道 ※1889年北海道炭礦鉄道→1906年官設鉄道に編入、「信廣号」
672 1885年 官営幌内鉄道 ※1889年北海道炭礦鉄道→1906年官設鉄道に編入、「しづか号」
1009 1889年 官営幌内鉄道 ※1889年北海道炭礦鉄道→1906年官設鉄道に編入
10 1010 1889年 官営幌内鉄道 ※1889年北海道炭礦鉄道→1906年官設鉄道に編入


7150形

※7150形蒸気機関車は7100形の予備部品を活用した国産タンク機関車である。
 アメリカのH・K・ポーター社から輸入された7100形の台枠や車輪など輸入予備部品を活用して自社工場で製造。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
30 1895年 官営幌内鉄道 ※1889年北海道炭礦鉄道→1906年官設鉄道に編入、「大勝號」


8620形

※8620形蒸気機関車は1914年から1929年にかけて672両が製造された大正時代の標準形テンダー機である。
 1928年の称号改正前に誕生したため、付番方法が異なる。
 1番目は8620号機、2番目が8621号機となり、8700形があったために8699号機の次が18620号機となり、
 18620号機から下2桁が99に達すると1万の位を繰り上げる。
 そのため18699号機の次が28620号機となる。
 形式番号から製造順を割り出すには「万の位の数字×80+(下二桁の数字-20)+1」となる。

車両 製造順 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
8620号機 1番目 1914年 鉄道院 ※青梅鉄道公園で静態保存
8630号機 11番目 1914年 鉄道院 ※1979年抹籍、梅小路蒸気機関車館で動態保存
58654号機 435番目 JR九州 熊本車両センター 1922年 鉄道省 ※1975年3月抹籍、静態保存後、1988年8月に復籍、「SLあそBOY」など、
 2005年8月有籍のまま静態保存、大幅改良後2009年4月動態復元、「SL人吉」など
78653号機 594番目 1925年 鉄道省 ※日立市神峰公園→JRウェスパ椿山駅隣接ウエスパ椿山


9600形

※9600形蒸気機関車は1913年から1941年年にかけて770両が製造された国産貨物列車牽引用のテンダー機である。
  1928年の称号改正前に誕生したため、付番方法が異なる。
 1番目は9600号機、2番目が9601号機となり、100番目が9699号機となり、9700形があったために9699号機の次が19600号機となった。
 19600号機から下2桁が99に達すると1万の位を繰り上げる。
 そのため19699号機の次は29600号機となる。
 形式番号から製造順を割り出すには「万の位の数字×100+下二桁の数字+1」となる。

車両 製造順 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
9608号機 9番目 1913年 鉄道院 ※青梅鉄道公園で静態保存
9633号機 34番目 1914年 鉄道院 ※梅小路蒸気機関車館で静態保存
19633号機 134番目 1917年 鉄道院 ※久岐の浜広場で静態保存
49616号機 417番目 1920年 鉄道省 ※大井川鐵道千頭駅側線で静態保存
49671号機 472番目 1920年 鉄道省 ※真岡鐵道SLキューロク館で静態保存
59609号機 510番目 1921年 鉄道省 ※三笠鉄道村幌内ゾーンで静態保存
59634号機 535番目 1922年 鉄道省 ※九州鉄道記念館で静態保存


9850形

※9850形は1912年に9850から9861の12両を輸入した大形マレー式のテンダー機である。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
9856号機 1912年 鉄道院 ※ヘンシェル・ウント・ゾーン社(独)から輸入→1924年廃車→交通博物館で静態保存→鉄道博物館に移設


C51形

※C51形蒸気機関車は1919年から1928年にかけて289両が製造された幹線旅客列車用の大形テンダー機である。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
5号機 1920年 不明 ※青梅鉄道公園で静態保存→鉄道博物館で静態保存
239号機 1927年 鉄道省 ※1962年廃車、梅小路蒸気機関車館で静態保存


C53形

※C53形蒸気機関車は1928年から1929年にかけて97両が製造されたテンダー機である。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
45号機 1928年 鉄道省 ※1950年廃車、梅小路蒸気機関車館で静態保存


C55形

※C55形蒸気機関車は1935年から1937年にかけて62両が製造された亜幹線旅客列車用中形テンダー機である。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
1号機 1935年 鉄道省 ※1979年廃車、梅小路蒸気機関車館で静態保存
50号機 1937年 鉄道省 ※小樽市総合博物館で静態保存
52号機 1937年 鉄道省 ※JR吉松駅駅前で静態保存


C56形

※C56形蒸気機関車は1935年から1939年にかけて160両が製造された軽量小形テンダー機である。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
98号機 1937年 鉄道省 ※1974年廃車→トロッコ嵯峨駅19世紀ホールで静態保存
160号機 JR西日本 梅小路運転区 1939年 鉄道省 JR西日本 ※梅小路蒸気機関車館で動態保存、本線走行可能


C57形

※C57形蒸気機関車は1937年から1947年にかけて201両が製造された旅客用テンダー機である。
 1から138は1次形、139から169は2次形、170から189は3次形、190から201は4次形となる。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
1号機 JR西日本 梅小路運転区 1937年 鉄道省 JR西日本 ※梅小路蒸気機関車館で動態保存、「SLやまぐち号」など
135号機 1940年 鉄道省 ※交通博物館→鉄道博物館に静態保存
139号機 1940年9月 鉄道省 ※JR東海社員研修センター→リニア・鉄道館
180号機 JR東日本 新津運輸区 1946年 鉄道省 ※1969年9月抹籍、静態保存後、1999年2月に復籍、「SLばんえつ物語号」など


C58形

※C58形蒸気機関車は1938年から1947年にかけて427両が製造されたローカル線用の客貨兼用テンダー機である。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
1号機 1938年 鉄道省 ※1987年抹籍、梅小路蒸気機関車館で静態保存
48号機 1938年 鉄道省 ※トロッコ嵯峨駅19世紀ホールで静態保存
363号機 秩父鉄道 1944年 運輸通信省 ※1988年より「パレオエクスプレス号」


C59形

※C59形蒸気機関車は1941年から1943年、1946年から1947年にかけて173両が製造された幹線旅客列車用テンダー機である。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
1号機 1941年 鉄道省 ※九州鉄道記念館で静態保存
164号機 1946年 運輸省 ※1979年抹籍、梅小路蒸気機関車館で静態保存


C61形

※C61形蒸気機関車は1947年に33両がD51形より改造された急行旅客列車用テンダー機である。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
2号機 JR西日本 梅小路運転区 1948年 運輸省 ※1979年抹籍、1987年復籍、梅小路蒸気機関車館で動態保存
20号機 JR東日本 高崎車両センター 1949年8月 運輸省 ※1973年抹籍、2011年復籍、高崎車両センターで動態保存


C62形

※C62形蒸気機関車は1948年から1949年にかけて49両がD52形より改造された主要幹線優等旅客列車用テンダー機である。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
1号機 1948年 運輸省 ※1967年廃車、梅小路蒸気機関車館で静態保存
2号機 JR西日本 梅小路運転区 1948年 運輸省 ※1979年抹籍、1987年復籍、梅小路蒸気機関車館で動態保存


D50形

※D50形蒸気機関車は1923年から1931年にかけて380両が製造された貨物用テンダー機である。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
140号機 1926年 鉄道省 ※1979年抹籍、梅小路蒸気機関車館で静態保存


D51形

※D51形蒸気機関車は1936年から1944年までに1115両が製造された貨物牽引のために作られたテンダー機である。
 「デゴイチ」の愛称で呼ばれ、一つの形式としては日本で一番両数の多い機関車でもある。
 1から85、91から100は初期形、86から90、101から954は標準形、1001から1161は戦時形と呼ばれる。
 955から1000は欠番となっている。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
1号機 初期形 1936年 鉄道省 ※1987年抹籍、梅小路蒸気機関車館で静態保存
2号機 1936年 鉄道省 ※鉄道交通科学館で静態保存
51号機 1937年 鉄道省 ※トロッコ嵯峨駅19世紀ホールで静態保存
96号機 1937年 鉄道省 ※碓氷鉄道文化むらで静態保存
170号機 標準形 1938年 鉄道省 ※JR矢岳駅人吉市SL展示館
187号機 1938年 鉄道省 ※JR東日本大宮総合車両センターで静態保存、準鉄道記念物
194号機 1938年 鉄道省 ※津和野駅付近で静態保存
200号機 JR西日本 梅小路運転区 1938年 鉄道省 ※1979年抹籍、1987年復籍、梅小路蒸気機関車館で動態保存
426号機 1940年 鉄道省 ※交通博物館カットモデル→現、鉄道博物館
452号機 1939年 鉄道省 ※青梅鉄道公園で静態保存
498号機 JR東日本 高崎運転所 1940年11月 鉄道省 ※1972年12月抹籍、静態保存後、1988年11月に復籍
603号機 1941年 鉄道省 ※1976年4月13日追分機関区で留置中に機関庫火災により後半焼失→トロッコ嵯峨駅19世紀ホールで静態保存
691号機 1942年6月 鉄道省 ※JR、近鉄天理駅付近
774号機 1942年 鉄道省 ※旧JR大社駅ホームで静態保存
853号機 1943年 不明 ※東京都北区飛鳥山公園で静態保存
1108号機 戦時形 1944年 運輸通産省 ※JR東日本新幹線総合車両センターで静態保存


D52形

※D52形蒸気機関車は1943年から1945年 にかけて285両が製造された貨物用大形テンダー機である。
 計画では492両製造される予定だったが、終戦により285両に終わった。
 欠番が多く、最終番号は468号機、最終出場は62号機である。

車両 会社 所属 製造年月 製造時所属 分割民営化時 備考
468号機 1946年 運輸省 ※1979年抹籍、梅小路蒸気機関車館で静態保存




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